2015年1月19日

NHK"花燃ゆ"に思う。

NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」をご覧になっただろうか。個人的にはNHKが民放の手法を積極的に取り入れた意欲作だと感じるのだが、ちまたでは「NHKらしくない」「大河じゃなくホームドラマだ」などネガティブな批評が多いようだ。NHKが民放で人気の脚本家や作家を登用してドラマやバラエティを製作すること自体にも批判が集まっている。


最近は視聴率が悪いと粗探しをする傾向が強く、テレビ局側もそれに反応して方向性を変えてしまったりする。横柄な姿勢は困るが、NHKには批評の類に惑わされることなく、受信料で成り立っていることに恐縮せず、堂々と番組作りに励んでもらいたい。視聴者やスポンサーの反応を意識しすぎた民放の消極的な姿勢にはなって欲しくないのだ。

写真は「決定版/大河ドラマ全曲集」。大河ドラマが50作になるのを記念して発売された2枚組みCD。第1作「花の生涯(1963)」から第49作「龍馬伝(2010)」までのメインテーマが全て収録されている。「花燃ゆ」は54作目。確かに視聴率は芳しくなく、書かれ様も決して良くはないが、私は意欲に富んだ今作をしっかり楽しもうと思っている。