2013年12月20日

主語と述語

ナレーションの授業中、「この文章の主語と述語は?」と質問することがあるのだが、正確に答えられる学生が少ない。はじめは「あまりに簡単すぎて、逆に手を挙げにくいのだろう…」と思っていたのだが、私の考えは甘かった。どうやら、小学校3年生で教わる主語と述語を正確に理解しないまま大人になっている者が増えているようなのだ。


小学5、6年生ではすでに英語が必修化され、さらなる低年齢化も検討されているそうだが、果たしてこのままでいいのだろうか。もっと日本語の教育を充実させ、「読解力」「発言力」「会話力」を高めるべきではないのか。日本語の乱れが叫ばれ始めて久しいが、これは乱れどころではなく、まさに日本語の”危機”と言えよう。

小学生向けと思われる「主語・述語の見つけ方」というサイトが公開されていたので、皆さんもチャレンジして頂きたい。100点を取れなかった方は読解力が欠如しているのだと恥ずべきだろう。お子さんと一緒に試す場合は、名誉のため、一度一人で100点をお取りになってから、お子さんを呼んだほうがいいかもしれない・・・。