2013年5月18日

三浦を愛した北原白秋

自宅マンションからは車で約15分。城ヶ島大橋(三浦市)のたもとに詩人「北原白秋」の歌碑が建てられている。白秋は1913年から1年ほど城ヶ島の対岸「三崎町向ヶ崎(むこうがさき)」にあった異人館に居住。その間に詩歌をノートに書き溜め(三崎ノート)、1915年に歌集『雲母集(きらら集)』として発表した。


『城ヶ島の雨』の歌碑は1949年に完成。建立時、既に白秋は亡くなっていたが、除幕式には作曲者の梁田貞が出席。その後、歌碑は橋の建設に伴って西側に移設され現在に至っている。白秋は三浦・三崎、そして城ヶ島を生涯愛した。1937年には三崎小学校と三崎実科高等女学校(後の県立三崎高等学校、2004年廃校)の校歌も手掛けている。