2013年3月24日

2020東京に赤信号?

2020年夏のオリンピック開催都市に立候補している「東京」。ライバル都市の「マドリード」「イスタンブール」に比べ有利な条件が揃っているとの評判だったのだが、ここへ来て一転、東京招致に赤信号が灯っている。


積極的に報道されることはないが、来年のソチ冬季五輪の次、2018年の冬季開催地を覚えていらっしゃるだろうか?そう、お隣り韓国の「平昌(ピョンチャン)」なのだ。2018年にアジアでオリンピックをやり、その2年後の夏季五輪を同じアジアで開催することが果たしてあるのか…。過去同じエリア内で夏冬が連続した例は、第二次大戦中のナチスドイツ支配下で一度あるのみ。ただ、これはあくまで戦時中のことなので、基本的に前例はないということになる。

官民一体で招致に意欲的な「東京」。復興日本を世界にアピールする絶好のチャンスと意気込んでいるものの、根本的な大陸間バランスの問題が改めて露呈したことで、招致は微妙な情勢になった(なっていた)と言わざるを得ない。