2012年6月7日

「富士急ハイランド」なう。

月に数回、仕事で山梨県の河口湖に出向いているのだが、久しぶりの平日休みが重なったこともあり、二十数年ぶりに「富士急ハイランド」へ足を運んだ。記憶が正しければ、前回訪れたのは大学生の時分である。


「富士急ハイランド」は言わずと知れた、絶叫アトラクション満載のテーマパーク。ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなどを除き、全国的に遊園地そのものが縮小傾向にある中、絶叫マシンを軸にした遊園地は「富士急ハイランド」と「ナガシマスパーランド」がよく知られており、『東の富士急、西のナガシマ』と並び称される。

まずチャレンジしたのは、人気絶叫マシン「ドドンパ」と「高飛車」。「富士急ハイランド」は大型絶叫マシンの追加を定期的に行っていて、1996年の「FUJIYAMA」、2001年の「ドドンパ」、2006年の「ええじゃないか」、2011年の「高飛車」が4大絶叫マシンと呼ばれている。


ネタバレになるので、あえて乗車の感想は書かないが、あまりの衝撃に絶叫せずにはいられない…とだけ申し上げておこう。詳しくは「富士急ハイランド」の公式チャンネル(YouTube)でご覧頂きたい。

絶叫マシンはそのほとんどが身長・年齢制限があるため、小さな子供は乗車できない。そこで「富士急ハイランド」には「トーマスランド」「ハムハム王国」「カートゥーン・タイフーン」といったテーマ別のエリアが設定されていたり、「ゲゲゲの鬼太郎」「新世紀エヴァンゲリオン」といった人気アニメのアトラクションも散りばめられている。


続いては「最恐・戦慄迷宮」。お化け屋敷は私が苦手なジャンルだが、メンバーたちにいざなわれ(笑)渋々列に並ぶ。「戦慄迷宮」は廃業した(とされる)不気味な病院内を歩いて出口まで向かう恐怖アトラクション。所要時間は約1時間。2003年の開業後、大きくは4回リニューアルされているという。


より不気味な雰囲気を醸し出そうと、相当細かく工夫が成されていて、視覚や聴覚に留まらず、消毒薬のにおいなど嗅覚にまでこだわって演出されている。機械による仕掛けはあまりなく、直接アクター(お化け役)が登場。途中で怖さに耐えられなくなってしまった人の為に、館内には幾つか「リタイア扉」が用意されている。

シメは富士急ハイランドの雄「FUJIYAMA」へ。キング・オブ・ジェットコースターの称号にふさわしく、とにかくものすごい代物である。絶叫マシンを一つ選べというなら、やはりこのアトラクションだろう。


GWや夏休み中の人気アトラクションは2~3時間待ちが当たり前らしいが、この時期の平日とあって最大でも30~40分程度の待ち時間で済んだ。営業休止となっていた「ええじゃないか」「ナガシマスカ」以外はほぼ制覇。充実の1日であった反面、絶叫しすぎて疲労はピークに達している(笑)。

「富士急ハイランド」は評判通り、大人も子供も満足できる素敵なテーマパークだ。ちまたには絶叫マシンだけを集めてはどうかという意見もあるようだが、ハードなものとゆるいものが入り混じってこその遊園地。個人的には今のバランスが丁度いい。7月にオープンする新しいアトラクションの工事も着々と進められていた。乞う、ご期待!