2011年5月14日

3.パンダと新幹線

GW旅行の3日目は、日中北京市内を散策した後、新幹線で天津に移動する予定。朝食はホテル1階のレストランでビュッフェ。この日は黄砂もなく、朝から青空が広がっていた。みな食欲も旺盛だ。


この日はワゴンタイプの車をチャーター。夕方天津に向かうため、荷物を全て車に積んでの移動となるのだ。まずやって来たのは「北京動物園」。早朝目がけて多くの人が押し寄せている。


お目当ては「大熊猫」、そう「パンダ」である。パンダは朝方起きて黙々と笹を食べ、午前中の内には奥に隠れてしまうので、パンダを見たいのであれば、とにかく早く来園するのが鉄則なのだ。


パンダ館は大賑わい。しかもここは中国。入場整理などしている訳もなく…。やっとの思いで一つ目のゲージにたどり着くと、ちょうど食事を終えたパンダ様が奥へ移動するところであった。


次は日が差し込むゲージ。お!パンダ様がムシャムシャと笹を召し上がってらっしゃるではないか。こっちを向いてくれないかと10分ほど粘ってみたのだが、結局ずっとこの体勢…。笑


さほど時間を取っていた訳ではないので、園内を駆け足で回る。主要な動物を見学した後、お目当ては鳥ゾーンだ。案内図がどうも分かりにくく、かなり迷った末、ようやく「トキ館」へ到着。


トキ」は言わずと知れた絶滅危惧種の鳥。北京動物園では30羽ほどが飼育されている。ちなみに、日本産はすでに絶滅。現在は中国から借り入れたトキを繁殖させ、160羽ほどに増えている。


パンダとトキに会えたことで目的は達成。動物園を脱出。動物園の前で車を停めないよう係員が呼びかけるが、人出はそんな制止を聞いていられないほどに膨れ上がっていた。


ようやくの思いでドライバーさんと合流。ランチに向かう。結構歩いたので箸が進むこと、進むこと。のども渇いていたせいかビールも一気に空いてしまう。写真を撮るのが食後になってしまった。


食後は、「天意新商城」という総合問屋街へ。わが家はとにかくこういう場所が大好きで、地元の雑貨などを破格の値段で手に入れることに快感を覚えている。写真は戦闘態勢の母。


雑貨から衣類、宝飾品に至るまでありとあらゆる物が売られている。1日では到底回れないほどの広さ。北京お薦めの観光スポットだ。私たちは早々に戦利品を手に入れ、車に引き上げた。 


北京南駅。オリンピックをきっかけに近代的な駅として誕生。駅というより空港のようなイメージで、発車15分くらい前になると、ご覧の各ゲートから、一斉にホームへ降り乗車するのだ。


今年6月に全線開通予定の「京滬高速鉄道」へ乗車。北京と上海間、1318kmを結ぶ中国の新幹線だ。営業速度は350キロ、日本の新幹線より速い速度で走行。我々が目指す天津までは30分だ。


中国を旅行される方にご忠告。駅のホームや車中は基本的に撮影はNG。そう、ここは中国なのだ。カメラを没収されたりはしないが、撮影していると注意されるので気を付けて頂きたい。


さて、我々は2番目の訪問地「天津」へ。宿泊は2年前に出来たばかりの「ホリデーイン天津リバーサイド」。とにかく眺めのいい場所に立地していて、どの部屋からも天津市内を一望できる。


エグゼグティブフロアのラウンジでカクテルタイム。遅めのランチで、しかもかなりの量を頂いてしまったので、夜はラウンジの軽食で充分満足。夜景を楽しみながら、3日目の日程は終了した。

次回へ続く。